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今年6月に国の重要伝統的建造物群に選定された輪島市門前町黒島地区を見学してきました。金屋町の重要伝統的建造物群選定へ向けて、今後の取り組みの参考にするためです。 黒島地区は江戸時代に北前船の船主や船員の町として栄え、その後遠洋航路の船員の町になり、現在はお年寄りばかりの町になっています。かって繁栄した時代に建てられた、この地域特有の建築様式の立派な住宅が多く残っており、これを保存していこうというものです。 この黒島地区は、実は2年前の能登半島地震で大きな被害を受けており、損壊からの復興ということが重伝建選定への大きな動機になったようです。選定を受ければ、家屋改修に少なからぬ資金援助を受けることができるからです。 輪島市が主導して住民の合意をまとめ、わずか2年という異例の速さで選定までに到りました。 金屋町の町並み保存への動向を、北日本新聞が社説に取り上げてくれました。下記URLに貼り付けてあります。地元では何度も説明会や意見交換会をしていますが、天邪鬼みたいな人はどこにもいるもので、合意形成にはなお時間がかかりそうです。しかし確実に前進速度が上がりつつあると感じています。 http://www.senmaike.net/imonosiryoukan/topics/09topics/091217syasetu.html
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